2007年08月25日

『コドモのコドモ』、遂にクランクイン!

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 『コドモのコドモ』が秋田県能代市にてクランクインしました。
天候にも恵まれ、陽射しも強く下校シーンなど軽めのメニューを中心に幸先の良いスタートを切りました。ファーストカットは喫茶ピクニック!?前の路地を春菜、珠、真由が走ってゆく下校風景。
春菜を演じる新人・甘利はるなも結構リラックスしており本当に下校しているかのようなシーンがそこでは演じられていました。
また春菜が小屋前を歩くシーンも夕刻に撮影、日の強さに皆さん、真っ赤に日焼けしてしまいました。

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 能代市といえば、全国最強のバスケチームを誇る能代工業で有名ですが、一歩きした印象としてはとにかく道が広い!
大火事の影響との事ですが、道の広さがゆったりとした雰囲気を醸し、撮影にはうってつけの街といえます。
これから約一ヶ月弱、夏篇撮影が敢行されていくわけですが、基本的にはもの静かな能代市にもロケに何かしら興奮している気配がそこかしこから感じとれ、それが我々撮影部隊にもいい形で伝染してきております。
そういう意味でなかなか楽しいロケーションになりそうなクランクイン初日でした。

根岸洋之

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2007年07月30日

「天コケ初日」

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7月28日(土)、「天然コケッコー」の初日です。
シネスイッチ銀座での舞台挨拶は、浴衣姿の子供たちの可愛さもあって、大いに盛り上がりました。

この映画は、企画から始めると、とても長い時間がかかっています。
撮影も、島根の田舎の四季を追っていますし、その間に、出演している子供達もずいぶん成長しました。

丁寧に作られた映画らしい映画が「天コケ」です。
これからできるだけ長く、観客に愛されますように!
どうぞよろしくお願い致します。

春藤忠温
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2007年07月10日

月一回の日曜日

こんにちわ。
ピクニック監査役の小笠原です。
趣味で俳句を作り始めて十一年になります。

以前、詩人の高橋睦郎氏から、「俳句をやると人生が楽しくなるよ」、と言われたことが結構大きなきっかけで、その頃、これまた詩人で、私のお師匠さんである正津勉氏から、「句会始めるから、ひやかしに来てよ」と誘われたのが、渡りに舟でした。
それから十一年、駄句の数は増えましたが、大好きな与謝蕪村師匠には程遠い境涯をさまよっております。
それでも、ここに無謀にも恥知らずに、最近の句会でそこそこ評判のよかった三句を紹介しちゃいます。

4月22日 兼題「甘」   甘味屋に新客増えて夏隣り
6月24日 兼題「癖」   昼顔や寝癖のままの日曜日
7月22日 兼題「不」   不揃いの夏靴数多縁の下  (投句予定です)

句会は、「蛮愚句会」といいまして、名のごとく、野蛮で愚かなつどいです。人の俳句を褒めたりけなしたりして酒をぐびぐび呑みます。
とくに、けなしけなされたその周辺から笑いが起こり、これも「俳味」なのでしょう。
映画作りでも、「俳優」さんに負うところが大きく、「俳味」=「おかしみ」のかもし出せる役者さんにスクリーン上で出会えると、ほんわかします。

そうそう、蛇足ながら、エイゼンシュタインが、モンタージュ技法を思いついたのは俳句の575の形式からであることは、有名ですよね。
小津安二郎監督も、撮影を終えると、よく句会を開いたそうです。
松尾芭蕉の「五月雨を集めてはやし最上川」も、現在ならば、最上川の急流を舟上からビデオカメラで撮影しているような情景でしょう。

あげてみると、映画と俳句は、けっこう近い関係にありますね。
ならば、月一回の日曜日に俳句を作るのも、少しは映画作りのヒントになっているのかもしれません。

小笠原高志
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2007年06月02日

田園と都市

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次回作のシナハン&イメージロケハンのため盛岡に行って来た。

『神童』と同じ原作者のさそうあきらさん、萩生田宏治監督コンビによる小学生のお話である。
原作そのものは小田急線の柿生あたりの風景にインスパイアされたという事なのだが、おそらく20年前ならばありえたかもしれない、田園と都会とがせめぎあう場のようなものは現在の柿生周辺には見当たらなそうだったので、山形や新潟や盛岡にそれを求め、シナハンを繰り返した。
この風景は盛岡市と隣り合う滝沢村の丘陵より見据えた田園と都市部とのせめぎあう場で、近くには新興住宅地もある。
天気もよかったので新緑もみずみずしくとっても綺麗な風景であった。

実際にここで撮るかどうかは別にして、今回の作品の核にはこんな風景がありそうだ。

根岸洋之
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2007年05月18日

カンヌ(実ははじめて)

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カンヌに行って参りました。

J-Pitch枠で新しい企画のプレゼンのために参加した次第ですが、朝から晩迄時間は充分あったので結構楽しめました。
南国の光と世界中から集まってくる映画人の熱気、観光客のゆるい気分が解け合い、街そのもののエネルギーはいい感じで沸騰していて、カンヌにはまる人たちが続出するのもわかる一方、価格帯もあらゆる場所で十二分沸騰しており、政治の国フランスならでは二重底な構造も実感でき、勉強になりました。

ミュージック・オン・ティーヴィーの齋見さんとともにやたら映画を見まくったわけですが、なかでもダニエル・ルケッティの60年代青春もの「僕の兄貴は子供だった」、イラン生まれの女性監督によるアニメ「PERSEPOLIS」、ジュリアン・シュナーベル監督、マチュー・アマリック主演の新作、ファティ・アキンの新作あたりには大変刺激され、ひさしぶりにシネフィル気分に浸れた一週間でした。

根岸洋之
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2007年04月23日

「神童」初日

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4月21日(土)、ピクニックの第1回製作映画「神童」が初日を迎えることができました。
渋谷のシネマライズでは、成海璃子さん、松山ケンイチさん、西島秀俊さん、そして萩生田宏治監督の舞台挨拶があり、大にぎわいとなりました。
すべては、みなさんのおかげです。どうもありがとうございました。
映画は誰のものでしょうか。わたしのものでもあり、あなたのものでもあります。
今後、ピクニックの映画が、どうかたくさんの人の映画になりますように。
春藤忠温
posted by ピクニック at 19:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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