2008年04月17日

シングルモルトと映画

IMG_3365.JPG

 海外へと向かう機内で時間をやり過ごすべく、ウィスキーの林檎ジュース割、にオンザロックという奇天烈なメニューを英語で注文したのが昨夏、『コドモ』の冬ロケのときに能代のジャスコで白州のミニボトルを購入しチビチビやっていたのがこの冬、気づくと春にはシングルモルトなるものに軽くはまっていた。なるべくなら春にはお酒を飲まないよう心がけたいと常々思っているのだが(その理由は花粉症に良くないというのもあるが、春の反対、すなわち秋こそがお酒の季節、酉月=9月、酉→酒と勝手に連想しているので)。シングルモルトウィスキーの百花繚乱ぶりに魅惑されこれはどうだ、あれはどうだとついつい試してしまっているうちに桜も散っていた。ストラスアイラ12年、エドラダワー10年、マッカラン10年、山崎18年、ボウモア12年、タリスカー10年、グレンフィデック18年、ラガブーリン16年、ロイヤルロッホナガー12年、アイル・オブ・アラン・・。ときに新宿伊勢丹地下のこ洒落たコーナーで、しばしば渋谷の安売り酒屋の殺伐とした店内でそれらと遭遇、自分の嗜好もだんだん見えて来た。正直飲みやすいのはグレンモーレンジとかロイヤルロッホナガーなど極めて女性的なセレクション。相当昔に買った「スコッチと銭湯」という田村隆一の本を読み返したり、その手の雑誌や本を買い込み拾い読みしてるうち『血と骨』の監督がシングルモルト好きと知ったりもした。最近も、会社にあった雑誌をパラパラやっているとPenでスペイサイドの特集が、BRUTUSには二人の人気監督が宮古島でシングルモルトを飲みにいくという企画(ボウモア、ラフロイグが登場)が掲載されている。一種のビジネスとしても今シングルモルト市場は活性化しつつあるのかもしれない。先日ある役者さんからきいた話ではハリウッドでも成功したとある若手監督の家には立派な試写室があり様々なDVDが集められているが、そこにはバーカウンターも併設されていてウィスキーの数々が揃えられている、との事。

IMG_3363.JPG

 熟成期間が最短でも10年という気の長い制作過程、ラベルなどにも見てとれるウッドフィニッシュといった手法などを眺めているうち、一本の映画にしてもそれくらいの熟成期間を経て作られ、また仕上げ方にも様々なやり口があるのでは、そのあたりをいろいろ精査分析した批評は今のところ、ほとんどないかも・・と何かを発見したような気になった。そして何事も企画として開発しようという貧乏性ゆえか脳内では『ウスケボー』というタイトルだけは浮かんでいる。勿論内容はまだ何もない。

根岸洋之 
posted by ピクニック at 11:17| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。