にやけた監督と愛らしい谷村さん
『コドモのコドモ』のメイキング番組ができあがりました。オン・エアはM-on!にて9/19、20:00より。リピート放送も予定されております。
ちなみにこの番組には案内役がいて、声の出演、すなわちナレーションを、映画中で秋美というお姉さん役をやった谷村美月さんが担当してくれました。彼女はご存知のように関西在住なので、発音がばりばり関西風、ナレーションの細部に於いて、何か発音がちょっと違うぞという箇所(たとえば“安堵”。“あ”を強調するのが関東、“ど”を強調するのが関西。谷村さん発音だと“納戸”みたいな感じに成る訳です)が幾つか生じ、そこを何度かやり直す事になりました。ディレクター氏も神戸出身だからか意外と気にしていないので、マネージャー氏や、わたくしなどが発音の直しに乗り出したほどでした。谷村さんはとてもナレーションを楽しめたようで、作業はとどこおりなく終わり、そのほのぼのとした肉声がこの番組に温かいぬくもりを与えてくれました。
ちなみにディレクターというか監督は志子田勇くん。大阪芸術大学出身(またしても!)の自主映画作家で、最近は助監督などもやっているようですが、昨年のPFFで審査員やったおり『革命前夜』なる小品を出品してきて出会いました。賞はとれなかったのですが、ちょっと気になる作品だったのでメイキングで声をかけた次第で『コドモのコドモ』の現場では、メインキャストに限らず現地のコドモたちにえんえんカメラを向け、ミニDVテープを100本以上も回しておりました。映画も結構見ているようで、自宅での編集にお邪魔したところ、『ジュリアン』『ウェスタン』・・・などなど安売りビデオが山積みになってました。そういえばこの番組にもハーモニー・コリン風の画面があったような・・・。編集に関してはいろいろ口を出させてもらいましたが、最後の方の凧揚げのシーンは志子田タッチ(笑)になっていて、とってもいい感じです。この番組では、さそうさん、谷村さん、監督などのサイン入り脚本プレゼントなどもあり、とっても魅力的なグッズになりましたので、是非覗いてみて下さい。コドモ達も映画とはまた違った無防備な表情を見せており、映画も含め両サイドから楽しめる内容になっている思いますので。
根岸洋之